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内海昭子/たくさんの失われた窓のために [芸術祭作品・中里]

2017年追記。

現在では大人気作品として公園に駐車場は完備され、人が絶えることがない作品になりました。

大祭のせいか。カーテン、白くなってました。いいことだあ。

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当初は「日本に向けて北を定めよ」を見るついでに寄ろうと思ってた作品。

これがガイドブックのイメージ図と似ているかな。なんかこう、可愛らしいな。

娘が階段を上り、「上ってみると見える景色が違うよー」というので上ってみました。確かに違う。窓からは清津川を望む景色が広がる。美しい。

しいて言えばこの日は風が強くて、カーテンがまくれ上がって一回転して絡まってしまっていました。ちょっと残念。でも維持するのに結構たいへんな作品だと思います。

たくさんの失われた窓のために


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K092 K373 みずたどり/スー・ペドレー+岩城和哉+東京電機大学岩城研究室 [芸術祭作品・川西]

キナーレの「方丈」の一つであるK373 みずたどり。正方形、球、三角の造形が美しくて。

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この岩城和哉*東京電機大学岩城研究室は、新町新田で作品を展開しており、かつての作品はそれぞれ観賞しておりました。

FRP fabric Copse(2009)

さて。作品はまずは川西ダムから…。前回はここで竹を組んだ作品がありました。
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他の場所より、柔らかそうな球体が並ぶ。さて、これは雲か、水蒸気か。
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下流のダムで。水蒸気が水滴へ。
人里に降りた水。
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神社。清めの水。
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公園。子供たちの喉を潤し、
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食堂脇。田に入り、稲を育てる。
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森を育て、
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魚を育てる。
大きな作品です。探しながら集落を行くのはとても楽しい。
最後にあらまち食堂へ。ここ、とてもおすすめです。
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おにぎりとみそ汁で600円なり。他のおかずはサービス。
室内のTVにはみずたどりの制作過程が流れている。
ちょうど集落のお母さんたちがお昼を食べに来ていた。
「ほら、うちの子、働いてるわ」「ああ、この場所、○○さんちの田んぼ、」「あら、風で飛んだらしいよ」
集落との協同で作品が生まれる様子がうかがえて、ほっこりしました。
おにぎりはあえての塩むすび・雪室米で甘みが強い米。おいしいです。
球体はわずかな風でもゆっくりと回転している。美しい作品です。超おすすめ。

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M052 クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン/最後の教室 [芸術祭作品・松之山]

この後、娘と再訪しました。私、5回目です。

10歳の自分には理解できず怖かったが、10年後は行けるかもしれない…って、あかんかったようです。

初めて気が付いたのですが、体育館を進んでいくと、ステージに人の顔が浮かぶのです。意図されているかどうかは不明ですが、スマホで撮影されている観客の顔が白く浮かんでなんともはや背筋が凍る思いで見ておりました。また、微妙に動くものだから(当たり前)。

体育館は以前より絶対暗い。そのあたりも楽しめました。


 

 

 

2018年来訪。新作もできたというし、

 エントランスが新しくなり、美術館のようです。

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新作はエントランス上の小部屋。混雑しておったので写真は撮れず。影絵が揺れる作品でしたが。

内部…はこんなに暗かったっけ。ものすごく怖い。

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人は大勢だけど、相変わらず人の不在、であります。

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20歳になった娘が、「大人になったから、もう一回見てもいいかな?」というので、

連れて行くことにします。 


 

ついに来た。なんかドキドキする。友達曰く、「絶対に見るべし、ただし、怖い」とのこと。
 

入り口から入ると、暗闇に目が慣れるまで一歩も踏み出せない。暑く、草いきれがする。

ぼんやりとランプとざわめき(扇風機)の音がする。この時点で娘ががっちりしがみついてきた。

一階の通路。遠くに点滅するライトが見える。

 

振り返ると、良くある写真の額縁…って、額の中が真っ黒。あるべきはずのものがない?ちょっとショックを受ける。

歩き進めると、心臓の鼓動のような音がする。どんどん大きくなる。
娘「理科室?理科室だったらヤダ。」。ピンポン。音源は理科室だったのだ。うわー。

 

心臓の鼓動ががんがん鳴っている脇で、何もかも埋め尽くされるように雪?が降る。
この時点で娘、帰る宣言。もうちょっとね。

三階へ。うわ、これはちょっと。


部屋一面の黒い額縁。たくさんの人が存在し、思い出をつくっても、人がいなくなれば皆忘れ去られてしまう。どんな貴重な思い出が映る写真であっても、意味をなさない紙になる、ってか。止めてくれ…。

たくさんの墓標のような白い空間。そして、誰もいなくなった…?

胃が鉛を詰め込んだように、重くなった。何とも言えない、人の不在。
見終わった後、冷や汗が出た。
地元の人はこの作品に複雑な思いを抱くのではないかなあ。
私も似たような環境に住んでるから、感じるところはあるなあ。
都会から見に来る人はノスタルジーでいいけど、山村の現実をつきつけられているような作品だよ…。
でも、この作品をたくさんの人が見に来てくれて、ムラが活性化するのはいいことなんだろうな。

3階から、ずーーーっと「帰る!」を連発した娘。最後に入り口であった大学生らしきお兄さんに一言。
「これはお化け屋敷なの!」
小学生には厳しかったか~。
見応えがあった。でも、複雑だ。テーマがおもいよお。


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M079 ペリスコープ/マ・ヤンソン MADアーキテクツ [芸術祭作品・中里]

ペリスコープ…潜望鏡。

清津峡トンネルの入り口に設置されたエントランス施設。


一階はインフォメーション・カフェ・ショップ。白くてきれいな内装です。

2階はほんのり暗い足湯。

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真夏に足湯はきつい。

紅葉シーズンには人気を博しそう。

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N080 ライトケーブ/マ・ヤンソン MADアーキテクツ [芸術祭作品・中里]

清津峡トンネルを改修した作品。ものすごい人気です。
以前の清津峡トンネル内にも芸術祭の作品は展開しておりました。
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芸術祭期間は猛烈に混んでいると思います。この日は8:30について、入り口近くの駐車場はほぼ満車。
駐車場までは古き良き温泉街を抜けていきます。
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何カ所かの鑑賞スポットから、清津川と絶壁を見る。
かつてはこの絶壁沿いの遊歩道を歩くルートで見た。でも、これでは足の弱い人は無理だ。
この作品で車いすの人も余裕で奥のポイントまで行けるのはありがたい。
内部はアスファルトの平坦な道。
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朝早かったので鏡面が曇っている。昼の方が良かったかな?
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これが、評判を呼んでいる景色。混雑してます。でもそれだけの価値があります。

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