K092 K373 みずたどり／スー・ペドレー＋岩城和哉＋東京電機大学岩城研究室

キナーレの「方丈」の一つであるK373　みずたどり。正方形、球、三角の造形が美しくて。

この岩城和哉＊東京電機大学岩城研究室は、新町新田で作品を展開しており、かつての作品はそれぞれ観賞しておりました。

FRP fabric Copse（2009）

さて。作品はまずは川西ダムから…。前回はここで竹を組んだ作品がありました。

他の場所より、柔らかそうな球体が並ぶ。さて、これは雲か、水蒸気か。

下流のダムで。水蒸気が水滴へ。

人里に降りた水。

神社。清めの水。

公園。子供たちの喉を潤し、

食堂脇。田に入り、稲を育てる。

森を育て、

魚を育てる。

大きな作品です。探しながら集落を行くのはとても楽しい。

最後にあらまち食堂へ。ここ、とてもおすすめです。

おにぎりとみそ汁で６００円なり。他のおかずはサービス。

室内のTVにはみずたどりの制作過程が流れている。

ちょうど集落のお母さんたちがお昼を食べに来ていた。

「ほら、うちの子、働いてるわ」「ああ、この場所、○○さんちの田んぼ、」「あら、風で飛んだらしいよ」

集落との協同で作品が生まれる様子がうかがえて、ほっこりしました。

おにぎりはあえての塩むすび・雪室米で甘みが強い米。おいしいです。

球体はわずかな風でもゆっくりと回転している。美しい作品です。超おすすめ。