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雪アート:新井英夫/天空郵便 [越後妻有2009冬]

芸術祭作品ではダンスを見るのは初めて。早めに前売り券を購入し、楽しみにしていました。

開始時刻が15分延びました。どうもこれは計算されたものではないかな。夕日が傾き始め、ちらちらと淡雪が舞う雪原が舞台になります。甘酒をいただき、会場の雪原(「円-縁」のモニュメントがあるあたり)に誘導されます。

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会場におもちゃのピアノでの演奏が響きます。まるで雪が降ってくる様を表現するような音楽。舞台遠くから赤い布を持った女性がゆっくりと歩んできます。その姿がちょうど夕日と重なり、なにか天からの使者のように思わせます。

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静寂を破るかのように、ラッパの音が響き渡ります。農舞台の屋上から、男性が雪原に降り立ちます。

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男性と女性は赤い布を奪い合うようにも見え、ある時はお互いの息づかいに翻弄され、流されるようにも見えます。

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舞台終盤、はじめは対立していたかのように見えた男女は大きな幕を会場に広げます。白い大きな幕は風にあおられ、大きくふくらみ、上下します。

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時折激しく降る雪が幕に積もり、幕が動くたびにさらさらと音を立てます。踊りは次第に幕の動きとともに静かになり、二人はゆっくりと雪原の彼方に歩んでいきました。

いや、えらい良いもの見ました。表現しているもので何を感じるのかは人によって違うのかもしれませんが、感動的な舞台でした。残念なことに、カーテンコールが見られなかったのです。帰る電車の時間が迫っており、終わったかな?と思った瞬間に娘に「走るぞ!」といって走って駅に向かったからです。農舞台の通路を走っているときに大きな拍手が起こったので、きっと終了したのだと思われます。ああ、残念。でも電車もぎりぎりセーフだったのです。余韻を楽しんでいたかったなー。やっぱ車で来るべきだったかなー、とちょっぴり後悔。


そんなわけで、雪アートを楽しむ一日は終了しました。良かったです!また来年!でも、越後妻有2009冬はまだ続く。今週末は「うぶすなの家 ひなまつり」です。去年食べ損なったちらし寿司、食べてきます。ひな人形は二の次かな?楽しみです。


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